ブランドイメージの向上や商品の認知度アップが期待できるInstagramキャンペーン。
商品を検索する際の行動が、GoogleやYahoo!での検索から、特に若年層を中心にInstagramのハッシュタグを利用して検索するユーザーが増えてきていると言われています。
この記事では、企業が取り組むInstagramキャンペーンの中でも、特に増加傾向の強い飲料メーカーの事例を紹介いたします。
Instagramの利用者数は2019年時点で3,300万人とLINE・Twitterに次ぐ多さとなっています。
利用者数の多さと画像や動画の投稿に特化しているという特性を活かして、様々な企業がInstagramキャンペーンを実施し、多くの参加者を集めています。
Starbucks
スターバックスチルドカップ SHARE THE JOY PROJECT
大手コーヒーチェーンのSTARBUCKSが実施するTwiter・Instagram連動のキャンペーンです。
この企画では「チルドカップを楽しみたい瞬間」をコメントで募集しており、100名の当選者に対して2,600件を超えるコメントが集まるほど、注目を集めています。
参加方法
①Instagramにて「スターバックスCPG公式」アカウントをフォロー
②キャンペーン投稿に「チルドカップを楽しみたい瞬間」をコメント
商品内容
・スターバックス カフェラテ 2本
・スターバックス エスプレッソ 1本
・スターバックス アイスチャイティーラテ 1本
・6月登場予定のスターバックス チルドカップ新商品 2本
・オリジナル保冷ランチクーラートート 1個
ポイント
実際に飲みたい瞬間・楽しみたい瞬間を意識させることで、当選有無に関わらず、一度飲んでみたいという行動を期待したキャンペーンだと考えられます。
また、販売中の商品だけでなく、販売前の商品が当たることに限定感を演出しているのもポイント。
6月に新しい商品が登場することを認知させる狙いもあると言えます。
薩摩酒造
神ハイでカンパイ!キャンペーン
さつま白波・南之方・神の河をはじめとした酒類を製造販売する薩摩酒造が実施するキャンペーン。
4月中旬より全国のコンビニで販売が開始された新商品神の河ハイボールをはじめとした対象商品で、乾杯している写真を投稿することでキャンペーンに参加することができます。
参加方法
①Instagramで「薩摩酒造【公式】」をフォロー
②対象商品を購入し、神ハイでカンパイした写真を撮影
③「#神ハイ」をつけて写真をInstagramに投稿
【キャンペーン対象商品】
・神の河ハイボール
・神の河(720ml)
・神の河(300ml)
・神の河Light
・神の河Black
賞品内容
・A賞 10名様
神の河プレミアムボトル
木村硝子店オリジナルグラス(2個)
食の情報誌「dancyu」
・B賞 30名様
神の河 720ml
オリジナルグラス(2個)
・C賞 60名様
神の河ハイボール(6本)
オリジナルグラス
ポイント
キャンペーンの参加には実際に商品を購入する必要があり、コロナ禍で自宅でお酒を楽しむ機会が増えたいま、数多くある酒類のなかで対象商品を手に取ってもらうきっかけとなるキャンペーンとなっています。
また、キャンペーンには神の河ハイボールを略したハッシュタグ「#神ハイ」を写真と併せて投稿することが参加条件となり、商品がコンビニで買えるようになった認知度の向上も狙ったキャンペーンであると言えます。
イノセント
ストレートジュース用のコピー大募集
スムージーやストレートジュースを販売するイノセントが実施するキャンペーン。
ストレートジュースが飲みたくなるようなキャッチコピーを投稿する企画で700件を超える投稿が集まっています。
参加方法-1
①イノセントをフォロー
②対象画像をダウウンロード
③キャッチコピーを添えた画像に「#ストレートジュース」「#イノセントを救え」のハッシュタグを添えて投稿
参加方法-2
①イノセントをフォロー
②キャンペーン投稿のコメント欄にキャッチコピーを投稿
賞品内容
・最優秀賞 1名様
最高10万円
屋外広告掲載採用
・優秀賞 9名様
最高10万円
・しぼりきったで賞 20名様
どんだけオレンジジュースもしくはひたむきアップルジュース 12本セット
ポイント
参加するには画像付きでキャッチフレーズを投稿する方法と、コメントでキャッチフレーズを投稿する2種類を用意。
手の込んだ作品の投稿も手軽にキャッチフレーズのみの投稿も可能なキャンペーンとなっています。
また、キャンペーンが実施されているアカウントでは、固い文章ではなく砕けた喋り口調で投稿されていることもポイント。
ユーザーが親しみを感じやすい構成となっています。
まとめ
飲料メーカーが提供するインスタグラムキャンペーンでは、参加することでユーザーにいかに対象商品を飲みたいと想像させるかがカギとなります。
今回ご紹介したキャンペーンでは、対象製品を飲みたい瞬間や実際に飲んでいる写真を投稿することが参加条件となっていることからもそれが分かります。
今回ご紹介した3社のキャンペーン事例を参考に、自社商品やサービスを提供したい顧客のフォロワーを獲得する企画を実施してみてはいかがでしょうか。