年々高まってきたSNSマーケティングの活用の中で、Twitterキャンペーンを実施する企業が急増しています。
その背景にあるのが、「顧客との接点」を気軽に低価格で増やしたいという企業の増加。
これまでは一定数の企業では、「懸賞目的のユーザーを増やしても自社の売り上げ貢献につながらないのでは?」と、キャンペーンに懐疑的な意見もありました。
一方で、Twitterキャンペーンを実施してきた企業は、実施回数を増やしている傾向があり、キャンペーンによる成果が出ているという流れが一般的になってきたことも、Twitterキャンペーンを実施する企業が増えてきた要因と言えます。
この記事では、急増しているTwitterキャンペーンの中でも、特に実施頻度の高い飲料メーカーの事例を紹介いたします。
大塚製薬
お子さまが運動会でがんばったエピソードや過去の運動会の思い出など、運動会にまつわるエピソードをTwitterに投稿すると、抽選で1名にオロナミンC30本と表彰状・限定トロフィーが貰えるキャンペーン
参加方法
①公式アカウントをフォロー
②運動会のエピソードを記載のうえ引用リツイートで応募
賞品内容
大賞:オロナミンC30本入り&オロナミンCトロフィー、名前入り表彰状 1名
入賞:オロナミンC10本入り&名前入り表彰状 50名
ポイント
運動会の準備が始まるトレントを意識したキャンペーンとなっています。
キャンペーンページでは、動画や画像をつけると入賞しやすくなるかもと記載されており、特に小さいお子さんがいる家族には思い出の振り返りとともに参加しやすい内容となっています。
名前入りの表彰状はまさにお子さんの喜ぶ賞品ですね。
アサヒ飲料
アサヒ飲料公式Twitterアカウントをフォローし、キャンペーン投稿をRTした方の中から抽選で100名に「三ツ矢サイダー」と「三ツ矢」特濃オレンジスカッシュ2本セットが当たるキャンペーン
参加方法
①Twitterでアサヒ飲料公式Twitterアカウントをフォロー
②公式Twitterアカウントの「#日本にはおいしいサイダーがある」が付いた投稿をリツイート
賞品内容
「三ツ矢サイダー」PET500ml×1本、「三ツ矢」特濃オレンジスカッシュPET500ml1本の計2本 100名
ポイント
これからやってくる夏を意識した非常にシンプルなキャンペーンとなっています。
賞品が豪華であったり練りに練った一代キャンペーンという訳でもなく、フォロー&リツイートという非常に低いハードルのキャンペーン。
アサヒ飲料公式アカウントは、すでに85万人を超えるフォロワーがいるため、夏に爽やかなサイダーを購入してもらうため、顧客接点を目的としたキャンペーンであると言えます。
NIKKA WHISKY
ルパン三世とコラボしたTwitterキャンペーン。
毎週ルパンから出題される謎を解くことで参加できます。応募した中から抽選で毎週100名(最終週のみ10名)に、その場で当選がわかるインスタントウィンキャンペーン。
参加方法
①毎週出題される謎を解いて応募ページにアクセス
②応募ページよりTwitterアカウントでログイン
③画面の指示にしたがって応募すると、その場で当選かわかる
賞品内容
第1から4の謎の賞品 Amazonギフト1,000円分 100名/週
第5の謎 ブラックニッカオリジナル純金ルパンカードセット(1g×3枚) 10名
ポイント
人気作品であるルパン三世とコラボしたキャンペーンで、非常に内容にこだわっているTwitterキャンペーンとなっています。
特に賞品が豪華で、誰もが喜ぶAmazonギフト券に、ルパン好きにたまらない限定の純金カードセットと、力の入れようが他のキャンペーンとは異なります。
引きのある賞品と人気作品とのコラボキャンペーンを実施することで、当該キャンペーンで多くのフォロワー獲得を目指しているということが分かります。
また、1か月を越える長期的なキャンペーンでは、キャンペーン終了時に尻すぼみになることも多いですが、本キャンペーンでは毎週参加できるものであり且つ最終週に最も引きの強い賞品を用意することで、高いエンゲージメントも期待できる内容にもなっています。
まとめ
ご紹介した企業に共通しているのは、夏という季節性を活かした自社商品を、Twitterキャンペーンを実施することでユーザーに届けているという点。
Twitterキャンペーンの中でも一般的なフォロー&RTのキャンペーンを実施している大塚製薬やアサヒ飲料の取り組みに比べ、NIKKA WHISKYは拡散まで意識したこだわったキャンペーンを実施しています。
それぞれの企業が、いまキャンペーンの成果として求める内容が異なることで、取り組むべきキャンペーン自体が大きく変わることが分かります。
いまTwitterキャンペーンを実施することで、何を達成したいのか。ご紹介した3社の事例を参考に取り組んでみてください。
