Instagram

〈SNS運用担当者様向け〉Instagram運用テクニック③ブランディングとしての活用

「Instagramがブランディングに有効って聞いて始めたけど、手間だけで何の意味もない気がする・・・。」

SNS PLUS+では、企業のSNS運用担当者の方から寄せられる「お悩み・課題」を、基礎的なものから応用篇まで、毎週テーマを変えてご紹介していきます。

第3回では、ブランディングを目的に始めたはいいものの、フォロワーは増えないし、リアクションも無いし・・・で、何のためにこの手間をかけてるからが分からない・・・という企業の運用担当者のお悩みです。

ブランディングとは、ブランド価値を確立するための活動のことを指します。

例えば、30歳になったら使う化粧品とは?と、聞かれた時、多くの人はドモホルンリンクルが頭に思い浮かぶのでは無いでしょうか。
そのような共通のイメージを刷り込むための様々な取り組みがブランディングです。
その中で伝える手段の一つとして、Instagramが活用されています。

今回は、Instagramを企業のブランディングに活用する上で「守るべき3つのこと」を紹介します。

Instagramブランディングで成功するために守るべき3つのこと

会社の想い・取り組みを発信していれば、いつかブランディングに繋がる。
そう思っている方は、今回の相談者と同じように「これってなんのためにやってるんだろう?」と、悩む日は遠くないかもしれません。

そもそも会社の想いの時点で一方通行のコミュニケーションになりがちです。
そんなプレスリリースのように発信されているアカウントを見たい人は、どの程度いるでしょうか?

企業の情報を発信する方も、個人としてはInstagramのユーザーである方も多いと思います。
ご自身の運用されている企業アカウント、フォローしたいと思いますか?

守るべきことその1.ペルソナを決める

なんとなく世間に対してブランディングをしたい。取り組みを知って欲しい。
そのようなアカウントだと、自己満足のアカウントとなり、よっぽどのファン以外のユーザーはフォローすらしてくれないでしょう。

まず初めに、伝えたいターゲットを明確にしましょう。
例えば、いま現在の会員情報から取得できている情報が次の2点だったとします。

  • 平均年齢44歳
  • 年収700万台

その場合のペルソナは以下の通り作成します。

40代から50代の男性で、年収が高く、子育ても終了しており、週末はゴルフや釣りなどの趣味に時間を使える層。

もしそのままのターゲットに自社のブランディングを行いたい場合、大人の週末ライフなどの画像や投稿が有効だと考えられます。

ターゲットをもう少し若くしたいのであれば、次の様なペルソナを作成します。

30代の男性で、年収は500万円前後、子どもは2人でまだまだ手がかかるため、自由になるお金は少ない。家族とともにお出かけすることにはお金は惜しまず、週末はもっぱら近場のショッピングモールや公園等で過ごす。

このような方をターゲットにするのであれば、家族が喜ぶお出かけ便利グッズや週末のプチ旅行等の情報がマッチします。

もちろん自社の商品と全く関連のないものだと意味は無いので、化粧品を扱う企業であれば、上記のテーマにお子さんの日焼け止めや奥様へのプレゼントに最適な化粧グッズという形で絡めていく形となります。

ペルソナを作ることで、発信する切り口が大きく変わりますので、まずはしっかり明確なターゲットを決めることを守りましょう。

守るべきことその 2.視覚的なブランディング

画像投稿が中心となるInstagramは、テキストよりもイメージを持ちやすいという点から、ブランディングに向いたSNSであるといえます。

その中で必要なものは統一感。投稿内容は一貫性を持たせる様にしましょう。
具体的には、画像の色合いや構図、また、文章についても統一することで、一貫性を持たせられます。

Instagramは視覚的な要素が強いため、特に画像についてルールを決めておくことをおすすめします。
画像の中に文字を挿入するのであれば、挿入場所やフォント、色味などを統一するだけでも、一定のイメージを付けることができます。

また、どの視点から投稿されているのかも明確にしておきましょう。
投稿内容によって口調や表現方法が変わると、一貫性のある投稿内容が崩れて違和感が生まれます

一貫性のある投稿を守ることが、ブランディングに繋がります。

守るべきことその3.効果的なハッシュタグの活用

Instagramユーザーはハッシュタグから投稿を検索します。
関連性のあるハッシュタグはしっかり活用し、まずは投稿を届けることを意識しましょう。

その際に、どんなイメージを付けたいか?を、意識すると、より効果的です。
技術力や性能・そこに紐づく信頼のイメージを与えたい時、引きがあるからといってお買い得や激安等のハッシュタグを活用してしまうと、信頼というブランドイメージよりも価格に引っ張られた印象になりかねません。
作りたいイメージと相違のあるハッシュタグの使用には注意しましょう。

また、投稿にはオリジナルハッシュタグを使用することもおすすめです。
「#技術で選ぶなら〇〇」というように発信し続けることで、フォロワーに対して刷り込むことができます。

適切なハッシュタグの活用を守りつつ、ハッシュタグをブランディングの一部に活用していきましょう。

Instagramのブランディングで得られるメリット

Instagramのブランディングで得られるメリットは、大きく2つに分類されます。企業が何を目的にInstagramでのブランディングに取り組んでいるのか、紹介いたします。

競合との差別化

まず最も多い利用用途が「競合との差別化」です。
製品やサービスで差別化を図ろうとすると、競合も同様に製品をアップデートしてくる等、非常に労力がかかる取り組みとなります。

一方で、近しい製品やサービスを扱う企業同士でも、信念や想い・こだわりなどは企業によって異なっており、追従されることもなく差別化しやすい部分となっています。

ブランディングにより得られたイメージは、競合にはないブランド価値となり、ファン獲得にも繋がる大きなメリットの一つとなります。

売り上げ貢献

もう一つのメリットが「売り上げ貢献」です。
ブランドイメージの確立により獲得したファンによる売り上げ貢献に加え、本来必要だった広告宣伝費用の削減による利益構造の改善も期待でき、安定運用できている企業にとっては、なくてはならないツールとなります。

また、事前にどんな商品かしっかりと伝えられていることで、思っていた商品と違った・・・というようなリスク回避にもつながります。

ブランドイメージを確立するためには、粘り強く発信し続けることが必要ですが、ブランディングが成功することで得られるメリットは企業にとって魅力的なものであるといえます。

まとめ

企業がブランディングのためにInstagramを活用し始める際、最初から専任者をつけて運用する!というケースは、正直多くはありません。

マーケティングや企画の担当者が片手間に行なっており、運用ルールも全て任されている・・・というような場合、せっかくブランド価値向上のために始めたInstagramが、逆にブランド価値を落としているようなケースすらあります。

今回ご紹介した「守るべき3つのこと」を実行することで、ブランディングを目的としたInstagramの運用をスタートさせることができます。
ブランディングにより得られるメリットは多くあるため、ぜひ取り組んでみてください。

次回は、「Instagramの販売促進を目的とした活用法」についてご紹介します。