Instagram

【2021年最新】面白いと話題のインスタキャンペーン事例3選

準備期間の短さや費用面、その拡散力の高さから、現在多くの企業がSNSを利用したキャンペーンを実施しています。
SNSの中でも、特に若い世代を中心に人気のInstagramでは、写真や動画の投稿という特性を活かしたキャンペーンが人気を集めています。

手軽に始めることができるInstagramキャンペーンですが、実現したい目標達成のためには、賞品やキャンペーン内容を参加者にとって魅力的なものにする必要があります。

今回の記事では、数多く開催されているキャンペーンの中から、キャンペーンで多くの応募を集め、ユーザーの獲得に成功した事例を3社ご紹介します。
新たなInstagramキャンペーンを企画する参考に、ぜひご覧ください。

【2021年最新】面白いと話題のインスタキャンペーン事例3選

ダイナマイトボートレース「ボートレースCM2021 プレゼントキャンペーン」

ダイナマイトボートレース「ボートレースCM2021 プレゼントキャンペーン

ボートレースの情報を発信するBOTA RACE振興会では、ボートレーサーを目指す若者を題材とした全10話のTVCMを放映しています。
そのTVCM最新話の公開に合わせて行ったInstagramキャンペーンが話題を集めました。

応募にはクイズに回答する必要があり、クイズの答えはCMを視聴することで分かる仕組み。CMを視聴するクイズキャンペーンは現時点で7回開催されており、各回600~2,000件程度の応募が集まっています。

●参加方法
①公式アカウントをフォロー
②CMを視聴
②クイズの回答のハッシュタグを投稿

●商品内容
ロゴ入り CASIO PRO TREK 5名

●ポイント
キャンペーンのポイントは、「CM公開のたびにキャンペーンが実施されている」ことです。
何気なく見ているCMからキャンペーンを思い出させ、一度参加したユーザーには再度応募するきっかけとなっています。

また、クイズの回答に必要なCMは全10本のドラマ仕立てとなっており、キャンペーンに参加したユーザーに「続きが気になる」と思わせることで、キャンペーンを最後まで注目し続けてもらえる工夫がされています。

実際に、プレゼントキャンペーン第1弾では800件程度の応募者数だったのが、第6弾では1,800件を超える応募を集めています。
定期的なキャンペーン開催を予定しているのであれば、あらかじめ次回開催があることがわかる形で告知をすることが有効です。

De’Longhi japan「\フォロー&いいねでデロンギの電気ケトルを当てよう/」

イタリアの家電ブランド デロンギでは、ロングセラー商品「アイコナ」シリーズに登場した「アイコナ・トリブート」のプレゼントキャンペーンを実施しています。

今回賞品に設定されたケトルには、イタリアの大胆なパターン柄と日本文化を融合させたデザインが採用されており、おしゃれに敏感な女性を中心とした1万件を超える応募が集まりました。

●応募方法
① 公式アカウントをフォロー
② キャンペーン投稿に「いいね!」

●商品内容
・アイコナ・トリブート 電気ケトル セネリタ 10名
・アイコナ・トリブート 電気ケトル ヴィゴーレ 10名

●ポイント
キャンペーンのポイントは、Instagramを利用するユーザーが好むような魅力的な賞品を設定されていることです。

Instagramが写真や動画の投稿に特化している特性上、利用ユーザーの多くが「おしゃれなもの」「いいねがもらえるもの」といった、いわゆる”映え”を意識しています。

今回デロンギジャパンがプレゼントとして用意した奇抜なデザインの電気ケトルは、映えを意識しているInstagramユーザーの心をつかむ賞品であったため、多くの応募の獲得に成功したと考えられます。

今回の事例のようにSNSの持つ特性から、利用するユーザーの特徴に合ったキャンペーン内容や賞品を設定することが、多くのユーザー獲得に繋がります。

ホクレン「指定ハッシュタグをつけて投稿!ゆめぴりかヲタク 写真投稿キャンペーン」

指定ハッシュタグをつけて投稿!ゆめぴりかヲタク 写真投稿キャンペーン

生産者の営農活動を支え、消費者へ食の安定供給を行うことを目的とするホクレンでは、北海道米販売促進を目指し、ゆめぴりかヲタク(ファン)になって賞品が当たるキャンペーンを実施しています。

応募は一定の基準をクリアしたことを証明する認定マークがついたゆめぴりかと、ゆめぴりかを使った料理の写真投稿が条件となっています。
商品の購入や、写真の投稿などユーザーの負担が大きい企画は、手軽に参加ができるいいね!やフォローが条件のキャンペーンと比較すると応募者集が少ない傾向にありますが、本キャンペーンは7月26日時点で4,000件を超える応募が集まっています。

●応募方法
① 公式アカウントをフォロー
② 認定マークがついたゆめぴりかのパッケージと炊いたご飯(お料理)を一緒に撮影
③ 「#ゆめぴりかヲタク」をつけて投稿

●商品内容
ゆめ賞…北海道黒毛和牛 肩ロース焼き肉用 300g 10名
ぴりか賞…北海道米プレミアムギフト 10名
ヲタク賞…シロカ 電気圧力鍋 5名

●ポイント
キャンペーンでは、応募に商品の購入・使用が必要となりますが、対象となる商品がお米で、多くの過家庭で日常的に使われるものということもあり、多くの応募を集めています。

今回の事例のように写真や動画の投稿が条件となるキャンペーンは、参加のハードルが高くなるため、参加人数はいいね!やリツイートで参加できる企画と比べると、どうしても少なくなります。

一方で、手間のかかる企画でも応募したいと参加してくれるユーザーは、以前からその企業や商品を知っている、商品をすでに使用しているという人が多く、単純な懸賞目的だけでない、リアルな顧客とのコミュニケーションが可能です。

まとめ

今回の記事では、Instagramを利用したキャンペーンの成功事例を3社ご紹介しました。
これらの企画は、TVCMとSNSキャンペーンを連動させたり、おしゃれで特徴的な賞品でユーザーの心をつかんだり、商品に興味がある人に訴求したりと、ユーザーを意識して工夫を凝らしたキャンペーンを行うことでユーザーの獲得や情報の入手、拡散に成功しています。

多くの企業がInstagramキャンペーンを実施する中で、自社のキャンペーンに目をとめてもらい、実際に応募までしてもらうためには、他のキャンペーンとは異なる魅力が必要となります。

今回ご紹介した3社の事例を、ユーザーが思わず参加したくなる・拡散したくなるようなキャンペーンの参考にしてみてください。

この記事を書いた人
ツッチー
年齢 : 30才 趣味 : 競馬・旅行・映画鑑賞 株式会社018でSNSマーケティングを担当。 これまで300件以上のSNSキャンペーンの企画や制作を担当し、近年ではキャンペーンツールの開発にも力を入れている。