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SNS投稿の二次利用|知っておくべき基礎知識やSNS別のポイント

SNS投稿による宣伝効果を高めるなら、「二次利用」という手法が有効です。
しかし、二次利用のやり方を誤ると、法に反してしまう可能性があります。

本記事では、二次利用と一次利用の違いや、二次利用が合法になるケース・違法になるケースを解説します。
併せて、SNS別の二次利用のポイントについても紹介するので、二次利用に関する知識を得たい方は、ぜひ参考にしてください。

そもそも二次利用とは?一次利用との違い

SNS上のコンテンツをはじめとする著作物(※)に関して、「一次利用」とは、本来の目的で利用することをいいます。
一方で、著作物の「二次利用」とは、一次利用の目的とは別の形態で利用することです。

一次利用の例として、以下の4つのケースを見てみましょう。

  1. 劇場用映画を映画館で上映する
  2. 小説を出版し書店で販売する
  3. 絵画を展覧会で展示する
  4. YouTube用動画をYouTubeに投稿する

これらが二次利用された場合、以下のようになります。

  1. 劇場用映画をBlu-rayやDVDに円盤化する
  2. 小説をテレビドラマ化する
  3. 絵画がデザインされた商品を作成する
  4. YouTube用動画に編集・加工をしてほかのSNSにも投稿する

(※)参考:著作物って何?|公益社団法人著作権情報センター

SNS投稿の二次利用が合法になるケース・違法になるケース

 

SNS投稿は、企業の公式ホームページやECサイト、ランディングページ(LP)、デジタル広告などで二次利用可能です。
ただし、SNS投稿は、インフルエンサーなどの投稿主に著作権・肖像権があります。
そのため、コンテンツを二次利用する際には、投稿主の許可が必要です。

ここでは、SNS投稿の二次利用が合法になるケースと違法になるケースについて、より詳しく解説します。

合法になるケース

合法的な二次利用の代表例は、投稿主自身が、コンテンツを別のSNSやブログなどで再利用するケースです。
仮に、もとのコンテンツが企業からの依頼により作成したものであっても、あくまで著作権・肖像権は投稿主にあるため、再利用する際に企業の許可はいりません

また、投稿主と企業との間で取り交わしている契約書があり、そのなかにコンテンツの二次利用を許可する旨を明記しているなら、企業が投稿主のコンテンツを再利用しても合法となります。
ただし、契約書で定めた利用条件は守る必要があります。

違法になるケース

二次利用が違法になるケースの例は、以下のとおりです。

  • 投稿主から二次利用が許可されていないのに、無断で使用する
  • 二次利用の許可は取れているが、利用条件に反するかたちで利用する

商業利用でなくても、上記に該当すれば違法となってしまうため注意しましょう

【SNS別】投稿を二次利用する際のポイント

SNS投稿を二次利用する場合、最もシンプルなのは、最初に投稿されたのと同じプラットフォームで再利用することです。
ただし、ほかのプラットフォームで二次利用したいと考える方も多いでしょう。

ここでは、代表的なSNS別に、投稿を二次利用する際のポイントを紹介します。

X(Twitter)

X(Twitter)は、ほかのSNSと比べて拡散性が高いのが特徴です。

投稿可能なフォーマットの種類も多く、画像や動画だけを二次利用することもできます
ただし、Xの場合はテキスト情報が強みとなるため、画像や動画だけを二次利用するよりも、テキスト情報を残したままWeb広告で配信するといった方法がおすすめです。

Instagram

Instagramは、ほかのSNSとの互換性が高いのが特徴です。
例えば、InstagramリールとTikTok広告のように、フォーマットが似ているところで二次利用するのが効率的です。

また、Instagram投稿を、自社の公式ホームページやECサイト、LPに掲載するのも効果的です。

TikTok

TikTokは縦型動画に特化しているという点で、XやInstagramとは少し異なります。

TikTok動画をほかのSNSで二次利用するなら、InstagramのリールやYouTubeショートと相性がよいでしょう。
一方で、チラシやパンフレット、店頭ポップへ写真として掲載するといった二次利用方法は、動画であることの強みを活かしにくくなります。

SNS投稿の二次利用に関するよくある質問

最後に、SNS投稿の二次利用に関して、よくある質問と回答を紹介します。

シェアやリポストとの違いは?

SNS投稿のシェアやリポストは、いわば「引用」行為に該当します。
二次利用ではないため、投稿主から特別に許可を得ることなく、SNSに搭載されている機能を使ってシェア・リポスト可能です。

二次利用時に加工するのはアリ?

二次利用時に、もとの投稿に加工すること自体は可能です。
ただし、その範囲は投稿主との契約内容によって変わります
投稿主や第三者に悪影響をおよぼすような加工や、虚偽の内容を含めた加工、著しく品位に欠けるような加工はNGです。

まとめ

SNS投稿などの著作物の二次利用とは、本来の目的とは別の形態で利用することをいいます。
SNS投稿には、インフルエンサーなどの投稿主に著作権・肖像権があるため、二次利用する際には、投稿主の許可が必要です。
法に反したり、投稿主とトラブルになったりしないよう、適切なやり方・内容で二次利用をしましょう。

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インフルエンサーのアサインやモニターキャンペーン、内容の薬事チェックなど、プラスαの取り組みも可能ですので、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人
ツッチー
年齢 : 30才 趣味 : 競馬・旅行・映画鑑賞 株式会社018でSNSマーケティングを担当。 これまで300件以上のSNSキャンペーンの企画や制作を担当し、近年ではキャンペーンツールの開発にも力を入れている。