Instagram

Instagramの「自動いいね」はOK?NG?ツールの目的やリスク

Instagramを運用していると、アカウントを成長させるために行なう、「いいね」や「フォロー」といった作業が負担に感じる方もいるかもしれません。
そのようなお悩みを解決する手段として、「自動いいね」ツールが存在します。

しかし、自動いいねツールの利用は、Instagramの規約に違反するおそれがあります。
本記事では、Instagramの自動いいねツールの目的や、自動いいねに対する規制・リスクを解説するとともに、ツールを使わずに効果的な「いいね」をする方法も紹介するので、参考にしてください。

Instagramの「自動いいね」って何?

Instagramの「自動いいね」とは、特定のツールを導入したアカウントが、さまざまなユーザーの投稿に自動で「いいね」を付ける(ボタンを押す)ことです。自動で「いいね」を付けてくれるツールを、自動いいねツールと呼びます。

「いいね」をされたユーザーは、「いいね」をしてくれたアカウントの存在を認識することができます。

「自動いいね」ツールの目的

現在では、いくつもの自動いいねツールが存在します。ここでは、それらのツールのおもな目的を見てみましょう。

フォロワーを増やしやすくする

心理学に、「返報性の原理」というものがあります。これは、相手から何かを受け取ると、「自分も何かを返さないと申し訳ない」という気持ちになる心理効果のことです。
自動いいねツールでは、数多くのユーザーのInstagram投稿に「いいね」をすることで、そのユーザーが返報性の原理により、「いいね」やフォローを返してくれることを想定しています。つまり、ツールの導入によりフォロワーが増えやすくなると考えられるのです。
ただし、そもそもの投稿が魅力的でなければ、フォローにつながらない点には注意しましょう。

運用業務を効率化する

「いいね」を付ける作業自体は簡単ではあるものの、多くのユーザーを対象に行おうとすると時間がかかります。そこで、自動いいねツールにより「いいね」ボタンを押す作業を自動化できれば、Instagram運用の業務工数削減につながるでしょう。
運用担当者は、Instagram投稿作成など、優先順位の高い業務に注力しやすくなります。

「自動いいね」に対するInstagramの規制とリスク

Instagramのコミュニティガイドラインには、以下のような記載があります。

「いいね!」、フォロー、シェアを人為的に集めたり、同じコメントやコンテンツを繰り返し投稿したり、利用者の同意を得ずに商業目的で繰り返し連絡したりしないでください。スパムのない環境を維持しましょう。

参考:https://www.facebook.com/help/instagram/477434105621119

自動いいねは、上記ガイドラインで禁止されている行為に類似するものだと考えられます。そのため、自動いいねツールを導入することでガイドライン違反と判断される可能性があり、以下のようなリスクが懸念されます。

機能が一時停止される可能性

自動いいねを続けていると、「いいね」やフォローなどの機能が一時的に利用不可能になる場合があります。
一定期間後、機能制限は解除されるかもしれませんが、それがいつになるのかは不明です。そのため、アカウントの運用に支障が出てしまうでしょう。

アカウントが凍結される可能性

前項の機能の制限は、コミュニティガイドラインに違反していることを警告する意味とも捉えられます。それでも自動いいねを続けていると、最悪の場合、アカウントが凍結される可能性もあるでしょう。
アカウントが凍結されれば、もちろんログインはできないため、別のアカウントを作り直すことになるかもしれません。さらに、企業としての信用も落としかねないことを認識しておきましょう。

ツールを使わずに効果的な「いいね」をする方法

前章を踏まえると、自動いいねツールの利用は、あまり良い選択とはいえません。コミュニティガイドラインを守りつつ、効果的な「いいね」ができるのが理想です。

効果的な「いいね」の基本となるのは、ターゲット層に合うユーザーに「いいね」をすることです。その前提を忘れずに、以下の2つの方法を試してみましょう。

  • 競合アカウントの投稿からユーザーを見つける
  • ハッシュタグからユーザーを見つける

なお、自動いいねツールを使わない場合でも、「1日に1,000件」などと期間に対して大量の「いいね」をしていると、「不正なアクション」とみなされるかもしれません。一日当たりの「いいね」数の目安や、「いいね」を付ける時間帯などをあらかじめ考えておくのがポイントです。

競合アカウントの投稿からユーザーを見つける

1つ目は、競合アカウントのInstagram投稿の「いいね」欄に注目する方法です。
「いいね」をしているのは、自社のターゲットに近いユーザーが多いと考えられるため、「いいね」の効果を発揮しやすくなります。

ハッシュタグからユーザーを見つける

2つ目は、Instagramのハッシュタグ検索を利用する方法です。具体的には、以下の2つのパターンがあります。

  • 対象のハッシュタグを付けて投稿しているユーザーから探す
  • 対象のハッシュタグが付いている投稿に「いいね」をしているユーザーから探す

まとめ

返報性の原理によりフォロワーを増やしやすくしたり、アカウントの運用業務を効率化したりするために、Instagramの「自動いいね」ツールに興味を持つ方もいるでしょう。
しかし、自動いいねツールの導入はコミュニティガイドライン違反と判断される可能性があり、機能の一時停止やアカウント凍結のリスクがあります
そのため、ツールを使わずに効果的な運用方法を模索することが大切です。

SNSマーケティング総合支援サービス「SNS PLUS+」では、「SNSアカウント運用支援サービス」を提供しています。
また、フォロワーを効率的に増やすためのSNSキャンペーンをワンストップで対応する「SNS CAMPAIGN PACK」や、SNSの投稿内容を専門家がチェックする「SNS投稿薬事チェックサービス」などもあり、目的に応じて利用することでアカウント運用の成果につながります。

詳しくは、以下のページをご覧ください。

この記事を書いた人
ツッチー
年齢 : 30才 趣味 : 競馬・旅行・映画鑑賞 株式会社018でSNSマーケティングを担当。 これまで300件以上のSNSキャンペーンの企画や制作を担当し、近年ではキャンペーンツールの開発にも力を入れている。