近年、SNSマーケティングにTikTokを活用する企業が増えています。
そこで知っておきたいのが、話題の「ハッシュタグチャレンジ」です。
今回は、TikTokのハッシュタグチャレンジの概要からメリット、種類、成功の秘訣まで詳しく紹介します。
TikTokのハッシュタグチャレンジとは?
ハッシュタグチャレンジは、TikTokの広告メニューのひとつです。
企業が特定のハッシュタグを用意し、TikTokに広告費用を支払って実施します。
ハッシュタグチャレンジには、ユーザーに特定のハッシュタグ「#」を付けた投稿を促すことで、おもにブランドや自社商品・サービスの認知を広める目的があります。
TikTokのハッシュタグチャレンジのおおまかな流れは、以下のとおりです。
- 企業の公式アカウントでお手本動画を作成・投稿する
- ユーザーをチャレンジページへ誘導する
- ユーザーがハッシュタグを付けて動画を二次創作する
- チャレンジ動画が拡散される
TikTokのハッシュタグチャレンジのメリット
企業がハッシュタグチャレンジを実施するの最大のメリットは、多くのユーザーを巻き込める拡散力の強さです。
特に、TikTokのメインユーザーである10~30代に対する影響が大きいといえるでしょう。
実際に、チャレンジ動画はTikTokのトレンドページに掲載され、人気度とフォロワー数の大幅な増加につながることが公式からもアナウンスされています。
参考
共通のハッシュタグが付いたUGCがたくさん生まれることで、ユーザーの目に何度もとまり、単純接触効果によって購買意欲が高まりやすくなります。
また、投稿が「バズる」可能性が高いため、ハッシュタグチャレンジを主催した企業だけでなく、フォロワーを増やしたいと考えているユーザーにとってもメリットがある広告施策です。
ハッシュタグチャレンジは大きく分けて4種類ある
TikTokのハッシュタグチャレンジには、大きく分けて以下の4種類があります。
- スタンダードハッシュタグチャレンジ
- ハッシュタグチャレンジプラス
- バトルハッシュタグチャレンジ
- ベーシックハッシュタグチャレンジ
それぞれの概要を以下で見てみましょう。
スタンダードハッシュタグチャレンジ
スタンダードハッシュタグチャレンジは、一般的なハッシュタグチャレンジのことで、4種類のなかで最も利用されている広告です。
広告費用は1,500万円で、以下のとおり「保証インプレッション数」と「発見ページ掲載期間」が定められています。
<保証インプレッション数>
起動画面広告:650万インプレッション×1日
インフィード広告:900万インプレッション
<発見ページ掲載期間>
最初の6日間
ハッシュタグチャレンジプラス
ハッシュタグチャレンジプラスは、ブランドコミュニケーションを加えたハッシュタグチャレンジです。
広告費用は少し上がって1,700万円で、保証インプレッション数と発見ページ掲載期間は以下のとおりです。
<保証インプレッション数>
起動画面広告:650万インプレッション×1日
インフィード広告:650万インプレッション
<発見ページ掲載期間>
奇数日のみ最初の5日間
バトルハッシュタグチャレンジ
バトルハッシュタグチャレンジとは、2種類のハッシュタグを用意し、どちらのハッシュタグの投稿数が多くなるかを戦わせる形式のハッシュタグチャレンジです。
広告費用はさらに上がって2,000万円で、保証インプレッション数と発見ページ掲載期間は以下のとおりです。
<保証インプレッション数>
起動画面広告:650万インプレッション
インフィード広告:360万インプレッション
<発見ページ掲載期間>
最初の3日間
ベーシックハッシュタグチャレンジ
ベーシックハッシュタグチャレンジは、新規顧客のみ配信可能なハッシュタグチャレンジで、ほかと比べて低予算で実施できるのが特徴です。
広告費用は1,000万円で、保証インプレッション数と発見ページ掲載期間は以下のとおりです。
<保証インプレッション数>
起動画面広告:650万インプレッション×1日
インフィード広告:330万インプレッション
<発見ページ掲載期間>
偶数日のみ最初の3日間(おすすめタグのみ)
TikTokのハッシュタグチャレンジを成功させる秘訣
TikTokのハッシュタグチャレンジを成功させるポイントは、以下の3点です。
誰でも真似しやすい内容にする
ハッシュタグチャレンジでは、ユーザーに動画の二次創作をしてもらうことが重要です。
真似すべき動きが複雑であるなど、再現が難しい内容だと、ユーザーの動画作成のハードルが上がってしまいます。
そのため、幅広い方が真似しやすい内容にすることを心がけましょう。
印象に残る楽曲を使用する
TikTokは、短尺動画を視聴するプラットフォームです。ユーザーは次から次へと動画を探し、視聴していきます。
そのようななかでチャレンジ動画に目を留めてもらうためには、印象に残る楽曲により、一瞬で心をつかむ必要があるでしょう。
インフルエンサーを起用する
費用を支払って実施するとはいえ、ハッシュタグチャレンジの開始直後は拡散力が十分ではありません。
そこで、チャレンジ動画のもととなるお手本動画には、インフルエンサーを起用するのがおすすめです。
さらに、別の複数のインフルエンサーがハッシュタグチャレンジに参加し、動画を作成・拡散してくれると効果が高まるでしょう。
まとめ
TikTokのハッシュタグチャレンジを実施すると、多くのユーザーを巻き込んで人気度とフォロワー数の大幅な増加が期待できます。
ハッシュタグチャレンジには4種類あるため、目的や予算などに応じて使い分けるとよいでしょう。
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