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SNSマーケティングにも心理学を活用!心理テクニック12選を紹介

SNSマーケティング施策として、SNSアカウントの運用などを行っている方も多いのではないでしょうか。
ユーザーに興味を持ってもらうために知っておくと良いのが、心理テクニックです。

今回は、SNSマーケティングに活用できる心理テクニックについて紹介していきます。

SNSマーケティングに活用できる心理テクニック12選!

さっそく、合計12種類の心理テクニックを見ていきましょう。

(1)バンドワゴン効果

バンドワゴン効果とは、多くの人が購入している・支持していると、自分もそれが欲しくなってしまう心理効果です。
人は無意識のうちに周囲の評判を気にしており、多くの人が選択しているものを選ぶことで安心感を得ようとする傾向があります。

SNSマーケティングでバンドワゴン効果を狙うなら、「人気No.1」「1万人が愛用している」などといったキーワードを活用するとよいでしょう。
また、数多くのフォロワーを持つインフルエンサーを起用することでも、「たくさんの人に支持されているインフルエンサーがおすすめしている」という理由でバンドワゴン効果が発生します。

(2)スノッブ効果

バンドワゴン効果に対し、希少価値が高いものほど手に入れたくなる(言い換えれば、みんなが持っていると購入意欲が低下する)心理効果をスノッブ効果といいます。
スノッブ効果により、周りが持っていないものを手に入れることができれば、優越感が高まるでしょう

スノッブ効果を狙ったSNSマーケティングでは、「先着◯名様限定」「再入荷なし」などといったキーワードを活用するのが効果的です。
なお、訴求したい商品やターゲットの心理状態によって、バンドワゴン効果とスノッブ効果のどちらを活用すべきかが変わってきます。

(3)ザイオンス効果

ザイオンス効果とは、何度も接触するうちに好感度や評価がアップする心理効果のことで、「単純接触効果」とも呼ばれます。
基本的に、ターゲットとの接触機会が多ければ多いほど効果は高まります。
ただし、接触回数が一定程度に達すると、その後は接触を繰り返しても効果が上がりにくいとされているため注意が必要です。

SNSマーケティングでザイオンス効果を狙う場合は、まずは毎日同じ時間に投稿を続けるのが理想でしょう。

(4)バーナム効果

バーナム効果(別名:フォアラー効果)とは、本当は誰にでも当てはまるような内容であるのにもかかわらず、「まさに自分のことだ!」と思ってしまう心理効果です。
代表例として、血液型占いや星座占い、おみくじなどが挙げられます。
バーナム効果には、無意識に自分に都合の良い情報を集め、不都合な情報を無視しようとする心の動きが関係しているといわれています。

SNSマーケティングでは、「◯◯にお悩みのあなたへ」などと、自分に当てはまると思わせるキャッチコピーを取り入れるとバーナム効果が出やすくなるでしょう。
悩みも複数列挙しておくと、興味を持ってくれる人が増えると考えられます。

(5)ウィンザー効果

ウィンザー効果とは、同じ情報でも、第三者から情報が伝わるほうが信頼しやすい心理効果です。
企業ではなくインフルエンサーが情報を発信するインフルエンサーマーケティングも、ウィンザー効果を活かしているといえます。

SNSマーケティングにおいては、第三者としてインフルエンサーを起用するほか、購入者の感想を紹介するなどの方法が挙げられます。
いずれの場合でも、効果を得るためには情報を発信する人の数は複数であることがポイントです。

(6)ディドロ効果

ディドロ効果とは、理想とするものを手に入れたとき、それに合わせて身の回りを統一したくなる心理効果を指します。
例えば、「スキンケアアイテムや化粧品を同じブランドのものでそろえたくなる」「インテリアやファッション一貫性を持たせたくなる」といったことです。

SNSマーケティングでは、ディドロ効果を想定し、セット・シリーズで商品を訴求するとよいでしょう
また、ディドロ効果を得るためにはブランド自体の魅力を高める施策も求められます。

(7)カリギュラ効果

カリギュラ効果とは、禁止されるほどやりたくなってしまう心理効果です。

SNSマーケティングでカリギュラ効果を取り入れるには、少し工夫が必要かもしれません。
例えば、Instagram投稿で複数枚の画像を用意し、1ページ目に「真剣にお悩みの方以外は閲覧禁止」といったキャッチコピーをつける方法があります。
「次のページをチェック」と書くよりも、2ページ目以降の内容が気になる仕組みです。

一方で、単に「この先は閲覧しないでください」「クリック禁止」などと書いてしまうと、言葉通り閲覧・クリックせずに離脱されてしまう可能性が高まります。
カリギュラ効果を活用する際は、「禁止の理由」を説明することが大切です。

(8)ツァイガルニク効果

ツァイガルニク効果とは、答えを知らされずに中断されると続きが気になってしまう心理効果です。
ツァイガルニク効果の代表例といえば、テレビCMで「続きはWebで」とするケースでしょう。

SNSマーケティングでは、コンテンツの冒頭部分だけをSNSで紹介し、続きは自社サイトに誘導するといった方法が考えられます。
ツァイガルニク効果を活用すれば、自社サイトから商品購入につなげやすくなります

(9)クレショフ効果

クレショフ効果とは、無関係の画像や映像でも、一緒に(連続して)見ることで関連付けてしまう心理効果です。

例えば、化粧品と植物を同じ画像に一緒に写すと、「ナチュラル製品」「肌に良いのでは?」という印象を持ってもらえます。
訴求したい商品のイメージに合わせて、クレショフ効果を活用してみましょう。

(10)シャルパンティエ効果

シャルパンティエ効果とは、同じ内容でも、表現方法を変えることで印象が変わる心理効果です。

例えばは、2ヵ月で使い切れる商品について「2ヵ月分で価格1万円」と表現するのではなく、「一日当たり約166円」と表現することで、よりお得感を持ってもらうといった方法があります。
メリットをイメージしやすい表現に変えることで、購入を促進できるでしょう。

(11)ハロー効果

ハロー効果は、全体の評価が目立ちやすい特徴に引っ張られてしまう心理効果を指します。
ハロー効果には、一部の良い印象に引っ張られて全体の評価が良くなる「ポジティブ・ハロー効果」と、一部の悪い印象に引っ張られて全体の評価が悪くなる「ネガティブ・ハロー効果」があり、SNSマーケティングで活用するのは前者です。

ハロー効果を狙ったSNSマーケティングでは、「芸能人御用達の商品」「インフルエンサーの◯◯さんも愛用」などといった表現が効果を発揮します。

(12)アンダードッグ効果

アンダードッグ効果とは、不利な状況にあるものに対し、同情心が芽生える心理効果です。

「発注ミスで在庫が余ってしまったため助けてほしい」といった投稿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
これは、(狙っているかは別として)アンダードッグ効果が活かされた代表例です。

ただし、アンダードッグ効果は多用すると逆効果となり、信頼性が下がる可能性が高いため注意が必要です。

まとめ

今回紹介したように、SNSマーケティングで活用できる心理テクニックにはさまざまな種類があります。
訴求したい商品やターゲットとの相性も考慮し、できることから取り入れてみてはいかがでしょうか。

SNSマーケティング総合支援サービス「SNS PLUS+」では、「CAMPAIGN PACK」をはじめとするさまざまなサービスを提供しています。
SNSマーケティングを始めたい方や、さらなる効果を得たいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人
ツッチー
年齢 : 30才 趣味 : 競馬・旅行・映画鑑賞 株式会社018でSNSマーケティングを担当。 これまで300件以上のSNSキャンペーンの企画や制作を担当し、近年ではキャンペーンツールの開発にも力を入れている。