これまでは、「動画」といえば数分・数十分の長尺動画をイメージする方も多かったのではないでしょうか。
しかし現在では、「ショート動画」の人気が急激に高まっています。ショート動画とは、各プラットフォームに投稿される、数十秒~1分程度の短時間動画のことです。
今回は、ショート動画が人気を集める理由や、プラットフォームごとのショート動画の特徴、ショート動画をマーケティングに活用するメリットを解説するので、参考にしてください。
ショート動画が人気を集める理由
ショート動画は、視聴者の立場からも、投稿者の立場からも人気を集める理由があります。
ここでは、それぞれの立場から具体的な理由を見てみましょう。
視聴者側の理由
視聴者側の理由として、ショート動画は「まとまった時間はないものの、ちょっとした空き時間があるとき」に暇をつぶせることが挙げられます。
10分、20分などのロング動画は、「時間をかけてどの動画を見るか?」を考えなければなりません。
一方のショート動画は、おすすめの動画として流れてきたものからサクサクと見ていけば良いため、どの動画を選択するか考える手間がなくなります。
また、動画の途中で時間切れになってしまう心配もありません。
特に、現代の若年層は、忙しいなかでいかに「効率的」にコンテンツを消費できるかを重視するようになっています。
投稿者側の理由
投稿者側の理由としては、ショート動画はロング動画と比べて、撮影・編集に手間や時間がかからない点が挙げられます。
基本的には、スマートフォンさえあれば、撮影から投稿まで簡単に行えるでしょう。
経験やスキルがなくても動画を投稿しやすく、数もたくさん打ちやすいメリットがあります。
プラットフォームごとのショート動画の特徴
ショート動画の特長は、プラットフォームによって異なります。
ここでは、Instagram・TikTok・YouTubeのショート動画の特徴を解説します。
Instagramには、「ストーリーズ」と「リール」というショート動画機能があります。
ストーリーズとは、24時間後に自動で消える投稿機能のことで、最大15秒のショート動画を投稿できます。
ただし、最大60秒までなら、15秒ずつ分割して表示(15秒×4)可能です。
ストーリーズは、ショート動画ではなく静止画の投稿としても使われるのが特徴です。
一方のリールとは、15秒・30秒・60秒・90秒のショート動画を投稿できる機能です。
Instagramアプリ内で、BGMやエフェクト、速度、レイアウトなどさまざまな編集もできます。
TikTok
TikTokは、プラットフォームそのものがショート動画の配信をメインとしています。
最大10分の動画投稿が可能ですが、1分以下の短尺動画が圧倒的に多く投稿されているのが特徴です。
動画は、全角150文字のテキストを入力する、特殊効果を付ける、他のユーザーとコラボするなど、さまざまな使い方ができます。
TikTokはおもに10代・20代の若年層に人気のSNSであるため、ショート動画の視聴者層も若い世代が中心となります。
YouTube
YouTubeには、「YouTubeShorts」と呼ばれる新しいショート動画機能があり、最大60秒の動画を投稿可能です。
通常のYouTube動画は横向きの動画ですが、ショート動画は縦画面で表示されます。
また、ショート動画も通常のYouTube動画と同様に、サムネを作ることができます。
InstagramやTikTokのショート動画と同じように使えるのに加え、すでに公開しているロング動画をダイジェスト版としてショート動画で紹介する方法も有効です。
YouTubeShortsも収益化の対象となったことから、今後さらに投稿が増えていくでしょう。
ショート動画をマーケティングに活用するメリット
ショート動画をマーケティングに活用するメリットは、次の2点です。
- 視聴者層を広げられる
- 露出を増やせる
以下で詳しく紹介します。
視聴者層を広げられる
「ショート動画を中心に視聴する層」が存在するため、新たにショート動画を作成することで、普段とは異なる視聴者層に訴求しやすくなります。
ロング動画の場合は、内容が気になっても時間がないとスルーされてしまうことがありますが、ショート動画なら動画を見るハードルも下がるため、フォロワー・視聴者を増やしやすいでしょう。
露出を増やせる
先述のとおり、ショート動画は比較的手間や時間をかけずに作成できるため、たくさん投稿して露出を増やせます。
結果として、ロング動画よりもショート動画のほうがPDCAを回すサイクルが早くなり、マーケティングを効率的に進められるでしょう。
まとめ
ショート動画が人気の理由は、次のとおりです。
視聴者側の理由:ちょっとした空き時間があるときに暇をつぶせる、どの動画を選択するか考える手間がない、忙しいなかでも効率的にコンテンツを消費できる
投稿者側の理由:撮影・編集に手間や時間がかからない、数をたくさん打ちやすくPDCAを回しやすい
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